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夏場の鶏の飼育について2007/09/17 4:25 pm

10日ぶりの投稿です。

皆さん、3連休はいかがお過ごしですか?
私は、日曜日お休みをもらい、友人の子供の誕生日を祝っておりました!
子供は、本当に可愛いもんです。

話は変わって・・・
先週はじめ頃ようやく涼しくなり私たちにとって、また鶏にとっても
いい環境になってきたな〜と感じていたところに、
先週の木曜あたりから 蒸し〜蒸し〜蒸し再び暑さが戻ってきました。
温度は33度前後とそこそこの暑さだったのですが、湿度が・・・高いのです!

今回は、夏場の鶏の飼育について少し紹介したいと思います。

今年の夏は猛暑が続き、日本各地で最高気温の記録を更新したことは記憶の新しいところだと思います。
我々人間もクーラーなしでは我慢できないほど暑かったですよね。
鶏は人間と比べて、夏場はどういった状態なのでしょうか?

鶏や犬、人間といった鳥類、哺乳類のような恒温動物は、体内で発生させる熱と、体外へ放出する熱とで体温を一定に保っています。
人の場合は、呼吸や汗により水分を蒸発させ、蒸発する際に体内の潜熱を奪い(気化熱)熱放出をします。
しかし、鶏の場合は、汗腺がないため呼吸のみで熱を放出することになります。
鶏の体温は41℃ほどあり、非常に暑さに弱い動物なのです。
夏場の高温環境では、呼吸動作を早くすることで熱放出を増やし、
35℃近くの温度で呼吸動作の限界に近づくといわれています。

湿度が低い場合は、体内の水分を蒸発しやすくできるため体温を下げることができますが、
湿度が高い場合は、蒸発を放出しにくくなるため体温は下がりません。
高温・多湿の場合は、熱中症が出やすくなるため鶏から目が離せなくなります。

一般の自然界であれば、森林、水辺といったところは、猛暑でも涼しい場所があるので
避暑できるのですが、畜産ではなかなかそういった環境を作りだすことができないのです。

なので、私たちは大型換気扇を設置し鶏舎内の風速を増して体温を下げたり、
細霧装置で周囲温度を下げたりして、夏場対策を実施しております。
しかし、大型換気扇を動かし始めると、鶏は一番涼しいところで動かなくなる為、
脚が悪くなりやすくなったり、そこに集まり圧死したりと、それはそれで苦労はつきまといます。

鶏の夏場飼育はこういった対策をとりながら、美味しい鶏肉を届けるためがんばっております。

この暑さもあと少し!頑張って乗り切りましょう!

(台風だけはこないでね!)

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